ランナーの「みかた」

ランニング、マラソンに関する記事を書いていきます(仮)

【振り返り②】「別府大分毎日マラソンでのサブ3達成」というプロジェクトが無事に終了しました

f:id:kariya39:20180210175946j:plain

 

今回は、更新感覚を短くしてみました。読んでいない方は、まず、こちらをどうぞ。

 

■前回記事


前回に引き続き、仕事でよく使うKPTというフレームで振り返ります。
 
KPTは、Keep/Problem/Tryの略で、「Keep=よかったこと・続けること」「Problem=悪かったこと」「Try=次に試すこと」の3つのフレームワークで考える方法です。
 
それでは、Keepに引き続き、Probleを振り返って行きましょう。

 

■Problem

・知り合いを見つけた際のペースアップする悪いクセ

  →以前から自覚はあったのですが、今回はたまたま20~25キロの間に2名の知り合いに追いつくことになった。知り合いのランナーは後ろ姿ですぐに分かるので、目に入ってしまうと無意識に追いつこうという気持ちに駆られてしまう。結果、20~25キロが19'58というキロ4を切るペースで走っていた(当日、応援ナビで応援していくださっていた方の多くがビックリされたと思います)意味や意図があって早めに追いつくなら問題がないが、今回のケースは早く追いつく理由は特になく、悪いクセが出た結果でしかない。更には、28キロから呼吸があたり、左の脹脛が予定より早くピクピクし出したのも、この5キロのオーバーペースが原因の可能性が高い。

 

・脚攣りに対する考え方・対策が甘すぎる

  →今回の別大で一番恐れていたのは寒さではなく、脚攣り。そのため、あまり好きではないゲイターを履き、塩熱サプリを適宜摂取する予定が、レースに集中するあまり、対策が後手に回る結果に。15キロで塩熱サプリを摂取した後、次に摂取したのは36キロの折り返しで左右の脹脛が危険水域に達してから(おいおい!)いきなりの逆風&暴風で、一気に身体が冷えたせいで、脹脛が悲鳴を上げてから、塩熱サプリを摂取。いくら何でも遅すぎる。結果、攣ったのはゴール後であったが、一番リスクを感じていたことに対してレース中での対策を怠ったのは大きな反省事項。脚攣りに関しては、もう少し情報収集や研究をして、抜本的な見直しが必要。

 

・脱水になりやすいことへの自覚不足

  →過去に、昨年の東京や富士登山競走では脱水になっていたので、今回も気温は低いと言われていたが、12時スタートということで、寒さだけでなく、暑さも気にかけていた。実際、スマッシュウォーターを使い、ウォーターローディングも前日にしていたが、少し足りなかった。別大の20キロ辺りは日差しが出てきたせいで、実はかなり暑さを感じていた。暑さを感じていたにも関わらず、アームウォーマーを下げるのが後手になり、実際に下げたのは27キロあたりか。別大は給水ポイントが多く、水とスポーツドリンクが交互に出てきて、全ての給水ポイントで取ることが出来たので大きな問題にはならずに済んだが、あくまで結果論。「脱水になりやすい」「暑さに強くない」というのは体質だと思うので、ここを変えるのは難しく、レース中の暑さには敏感になる必要あり。脚攣りと同じように、抜本的に見直しを感じる点。

 

・コースの把握と研究を怠った

  →何故か、全く抜け落ちていた点。前日に受け付けを済ませた後に、実際のコースを車で走ってもらったのだが、全くコースが頭に入っていなかった。「序盤の折り返しが何キロ」「そこから何を目安に走って」「バンクが出てくるのは何キロあたり」「最後の折り返しが何キロ」と何も頭に入っていなかった。仲間の応援に行くときにはコースの研究をして、応援した方が良いポイントを必死で考えるのに、自分のレースで全く調べていない自分に驚いた。これは、別大は終始フラットコースという情報があったため、「コースは事前で把握しておかなくても大丈夫でしょ」という過信に近いものがあったのだと思う。反省・・・

 

・レースプランの練りが甘かった(予期せぬ序盤から攻めるレースに)

  →いくら何でも無計画過ぎ。普段から松竹梅でプランを考えるのに今回はシンプルな計画のみ。しっかりと練習と準備をしてきたので、「目標はそれなりの確率で達成できる」という気持ちはあったものの、もう少し深く考えておくべきだった。レースプランの練りが甘い分、ゴールした後に、応援ナビで自分のラップをみた時に、自分が一番驚いた(いくら何でも、20~25キロが19'58はやり過ぎ)狙って攻めるレースをするのと、予期せずに攻めるレースは大きく異なる。次走は、別大と同じようなフラットなコースであるが、初めて体験が多くあるため、プラン作りが肝となりそう。

 

・レース後のメンテナンスやケアの時間を作っていなかった

  →ゴールした後に、リカバリー用のジェルを用意していたにも関わらず、欠片も覚えていなかった。更には、着替え終わった後も、ゴールした安堵感や達成感によって、身体のケアを考える隙間がなくなっていた。結局、その日は日帰りで家に着いたのが、23時30分過ぎ。帰宅したら力尽きてしまい、レース当日にケアを行わずに就寝。当然、朝起きたら、身体は強めの筋肉痛で、脚も非常に重たい状態。ケアの重要性は理解しているはずが、スッポリ抜けていたことは反省事項。スタート前に取り組むことは大枠として決めているが、ゴール後に取り組むことを決めていなかったのは大きな気づき。

 

・ぶっつけ本番が何個か重なった

  →寒さは事前の情報を得ていたにも関わらず、「3℃でも何とかなる」と思う自分がいた。しかし、レースが近づくにつれて、不安な気持ちがわき出てきて、木曜日辺りから急な情報収集。ゼロベースで考えてわけではなく、事前から得ていた情報を「この別大で取り入れてみよう」という考えだったので、結果うまく行ったが、早めに手を打てることはあったはず。3月のフル、4月の富士五湖(100km)、6月のサロマ(100km)は今回と同じように寒い中でのレースとなる可能性は当然あるわけで、寒さについては対策を万全にしておきたい。

 

・スタートの際の集合場所を把握していなかった

  →全然、ガイドブックを読んでいない証拠。自衛隊の車に荷物を預けた後に、トイレに行き、その後、カテゴリー4の整列場所にいく手順にいたにも関わらず、何故か、橋を渡って、カテゴリー1~3のエリアに。行ってみたら、「全然カテゴリー4の人いないじゃん。あの集団がどこにいるわけ?」と今更ながら疑問がわき、橋で戻る途中、自衛隊の車の奥に集団を発見。時間的には余裕があり、ゼッケン番号順での整列だったので、大きな問題ならずに済んだ。このアクシデントがあったせいで、自分のアホさ加減にビックリし、逆にリラックスしてレースに臨むことが出来たと信じたい。きっと舞い上がっていたんです。

 

・ポンチョをコースに落ちている可能性を考えていなかった

  →他の大会では可能性として考えるが、まさかこの別大でも起きるとは正直予想外だった。スタート直前まで、スタッフの方がビニール袋を持って、ポンチョや寒さ避けのビニール袋を回収していたにも関わらず、スタートすると何枚もコース上に落ちている。私は逆に前がごちゃごちゃしていたので、大きな影響を受けなかったが、スタートからスピードに乗っていたランナーにとってはリスクでしかない。実際、知り合いのMさんはスタート直後に、ビニールに足をかけて転んでしまい、こけた上を後ろのランナーが跨いでいったらしい(それでも、Mさんは初のサブ3で、2’55を切った)スタートした後にゴミ箱に捨てようと思っていたものが何らかの理由で落ちてしまった結果だと信じたいが、自分勝手で人に迷惑をかける、大事故を起こすような行為を止めてもらいたい。

 

・アスリチューンを砕いておらず、レース中に蒸せる

  →久々にアスリチューンをレース中に摂取しようと思ったら、固形状態のままだった。気温が寒かったことも影響していると思われる。20キロで摂取した際には、固定物が気管に入ってしまい、強めに蒸せる結果に。レース前に摂取する時は固形状態で問題ないが、レース中の摂取は少し砕いて、ストレスなく飲める状態にしておくことが大切。

 

・交通手段と宿の確保が遅れてしまった

  →人気の大会では、「大会のエントリーより交通手段と宿の確保が優先すべき」と分かっていたにもかかわらず、後手に回る結果に。それにより、飛行機の選択肢がほとんど無くなってしまい、行きの土曜日は朝一の便、帰りの日曜日は最終便と身体に負担のかかる移動となってしまった。宿も同様で、ホテルで空いていたのは駅から徒歩12~3分で更には喫煙室のみ。この喫煙室がずっーーと気がかりで、「前日寝ることが出来るのか?」という気がかりがずっと頭に残っていたのだが、3日前にぐらいにホテルに電話してみたら、「禁煙室空いていますよ。変更可能です」と運良く変更することができた。

 

・帰りの経路は羽田に違いないと思っていたら、まさかの成田行き

  →笑い話でしかない。チェックインしても気づいておらず、まさかの飛行機に乗って「本日は大分空港から、成田空港までの便をご利用いただきありがとうございます」とアナウンスで気づく始末。心の中では大きな声で「えーーー!!本当に??嘘でしょ!」と。気づけるポイントは沢山あったにも関わらず、逆に気づけなかったことが不思議で仕方ない。完全に羽田行きだと思い込んでいたと、レース後で疲れていたと思いたい。そうに違いない。我ながら呆れる出来事であった。

 

・安い航空券による追加の出費

  →帰りの飛行機はジェットスターで機内持ち込みの荷物は7キロまでのところ、自分の荷物は16キロ・・・機内に持ち込める手荷物のサイズは認識していても、空港会社によって重量が異なることを知らなかった。事前申込では1,000円で済むところ、当日支払いは2,600円。知っていれば、対策を打てたが、無知が故に追加の出費を重ねてしまった。

 

・持っていった荷物が多すぎ

  →上記の社内持ち込みの重量を知らないが故に、当日に向けて、これもあれもスーツケースに詰め込んだ結果、行く時からスーツケースがパンパンとなった。冷静になって考えれば、半分の荷物で済んだと思う。ランニングには関係のない書籍も持って行ったが、1ページも開かないで終わる始末。持っていた荷物が多すぎたせいで、スタート前に来ていたコートが入らないことが最後に起きる。無理矢理詰め込もうとしても絶対に入らないレベル。どうしようかと焦りはあったが、たまたまバスの待機で一緒になった知り合いランナーの荷物が少なかったので、頼んで一緒に入れてもらうことに。レース当日の綱渡り感がすごい。

 

・飛行機の始発便は身体への負担大

  →始発便で行くことで、知り合いのランナーと湯布院まで足を運ぶことになったが、身体への負担を考えると大分にお昼~14時到着がベスト。成田の6時30分に離陸は、3時台に起きなければならないのは正直つらい。お昼過ぎの到着は、多くのランナーは同じことを考えるので、早めにチケットを押さえる必要がある。今後のことを考えると、JALANAでのクレジットカードは作った方がストレスなく済みそう。マイルも貯めないと。