ランナーの「みかた」

ランニング、マラソンに関する記事を書いていきます(仮)

【No More 代理出走!】譲渡も転売もNGです!

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朝から目が覚めるぐらい衝撃な記事が目に入りました。

 

神戸マラソンのサイト情報より

 

★「出走権の譲渡による代理出走」調査報告

事務局では、受付後ナンバーカードを譲渡・転売するなど、「出走権の譲渡による代理出走」が行われているケースを確認しており・・・

 

▼クリックすると、該当ページに飛びます。

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大きく論点は、2つに分けられると思います。

(1)譲渡のケース

(2)転売のケース

 

中々衝撃な記事ですね。特に(2)の転売ケース

 

(1)譲渡による代理出走に関しては、ランニングを始めた当時は「体調不良や予期せぬ出来事があり、走れなくなった権利を走りたい人に譲るのはむしろ良いことでは?」と思っていました。しかし、ランニング業界における常識やマナーを知るうちに、その考えは大きな間違いであることに気づきます。簡単にいえば、自分や相手にとっては良いことだとしても、大会やランニング業界全体で考えた時には何一つ良いことではないと気づかされたからです。

 

と言いつつも、「どうしてダメなの?」という思う方は、こちらの記事をご覧ください。

 

それは代走ではなく替玉出走です▼

それは代走ではなく替玉出走です。 | ウルトラランナーへの道 ブログ

 

ここで論点にしたいのは、(2)の「転売する」というケース。こちらは相当悪質だと思います。

 

ランニング業界はクリーンだと勝手に思い込んでいたので、結構な衝撃です(ちょっと悲しい気持ちにもなりました)とはいえ、表の世界があれば、裏の世界があるのがこの世の常。私は、しがない市民ランナーの一人ですが、色々と考えさせられます。

 

譲渡・転売を考える人は、次のようなタイプでしょうか。

 

・大規模マラソンでの出走権について、高いニーズがあることを知っている

・転売屋としてのスタンスで、個人の利益(お金になる)が最優先

・以前の私のように、お互いが本当に無知なケースで、「権利の転売」の行為をむしろ良いことにとらえている

・近くにいる人がやっていたケースで「オレがやっても問題ないでしょ?」とやっている行為に疑問を持たない(正当化している)

・逆に、替え玉で出走する人からのパワハラ(ランハラ?ケンハラ?)で強制的に権利を渡さざるを得ない環境にいる

・何らかの理由で「当日走った(その場所に居た)ことにしたいから」というアリバイ作りに、代理出走が使われている

 

くしくも今週末は日本最大規模で開催する東京マラソン。「出走権の譲渡による代理出走」が起きないことが理想ですが、多分、数%の確率で起きることでしょう。仮に起きた時にも、代理出走した人が大きな事故につながらないことを願うばかりです。今から「出走権の譲渡による代理出走」を考えている人がいたら、本気で止めてください。それは、あなたのためでも、一緒に走るランナーのためでもあり、大会本部やスタッフ、ランニング業界全体のためでもあります。

 

だって、あなたがスポーツ観戦に行って、手元のリストと違う人が出ていたら、誰だっておかしいと思うじゃないですか?立場を変えたら、いかに悪いこと(まずいこと)をしようとしているかに気づくことが出来ると思います。

 

「相手との約束や関係性があって・・・」という迷っている人がいるなら、一度話しましょう。周りの人に相談しましょう。

 

今日はここまで。