ランナーの「みかた」

ランニング、マラソンに関する記事を書いていきます(仮)

山道最速王決定戦@箱根ターンパイク2017からの気づき

3月はフルマラソンの大会に申し込み忘れたので、ネタっぽい大会に参加してきました。
 

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山道最速王決定戦@箱根ターンパイク2017
 
コースは非常にシンプルで、箱根のターンパイクを通行止めにして、ひたすら駆け上がっていきます。つまりは、コースには基本的に下りはなくて、標高差981mを上っていきます。
 

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私がエントリーした理由としては、
 
■上りの適正を知る
4月から走るウルトラマラソンでは、必ずアップダウンがあります。ここがフルマラソンは大きく異なる点です。ウルトラマラソンを走る上で、アップダウン対策は避けて通れない道だと思っています。
 
参考までに、私がエントリーしている3つのウルトラマラソンで次のような累積標高となります。
 
・4月の富士五湖:845m
・5月の野辺山:2,037m
・6月のサロマ湖:300m
 
*累積標高とは、コース中にある上りの部分だけを足した数値です。
富士五湖は100kmの累積標高になるので、私がエントリーしている118kmではもう少し累積標高があるかも知れません。
 
ウルトラマラソンは距離に対して準備をするだけでなく、特に上りに対する準備を必要する必要があると思い、さらには峠走のような練習ではなく、アドレナリンを感じた中で上りの適正を知りたいと思い、今回の山道最速王決定戦にエントリーしました。
 

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で、実際に走ってきました。
 
結果は、1'29'05
 

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どうなんでしょう?目安として設定したタイムはクリアできましたが、個人的には余裕がない中で何とかゴールできたというのが本音です。
 
特に辛かったのが、勾配が大きい坂の時は、足が上がらずに前に進みませんでした。心肺の方は余裕があったので、そもそもの上りの適正を知るという前に、上りの走り方を自分の中の引き出しになかったというのが今日の気づきです。
 
フラットな場所だから、上りだからといってフォームそのものを変える必要があるのか、ないのか、そして、上りの時に何を意識して走るのか、何を変えて走るのかという点の引き出しがなく、勾配の大きい場所ではうまく対応できずに終わりました。ちょっとでも情報や知識があれば、トライできたのにもったいない。
 
ただ、基本的な腕を振る(最近は肘を引く感覚)ということは、きつい勾配の時にでも出来ていたと思いますので、段々と身体にはなじんできているのは、いい傾向です。肘をひく→肩甲骨周りを動かす→骨盤を前に動かす→連動して足が前に出る、このイメージはしばらく持ち続けていきます。
 
実は、今日のレースで一番苦戦したのは坂ではありませんでした。
 
それは、地面への接地です。
 
普段のロードでは地面に対して、まっすぐ着地します。まっすぐな地面にまっすぐ着地すれば良いわけです。
 
が、今回のターンパイクの坂は、地面がまっすぐではなく、カーブに合わせて斜めになっていました。つまりは、普段のように着地をしようとすると、地面が斜めな分、まっすぐ着地できません。
 
かといって、身体を斜めにして走ることはできませんし、「どうしたら良いのだろう〜?」という、この戸惑いはゴールするまでずっと解消することができませんでした。終始、右か左に傾きながら接地することになっていたことが大きな走りづらさにつながっていたと感じています。結局、この解決策を見つけることができずにいます。この手の質問は、トレイルを走っている人に聞いてみるのが良いのかな。
 
実は、富士五湖のコースは地面で斜めになっていて、走りづらいという話を昨年末に聞いていました。厳密にいうと、富士山マラソンのコースが走りづらいということなので、富士五湖のコースとは少し違うかも知れませんが・・・今回の接地が斜めになることでの走りづらさを感じるというのは、4月に起きるべきことであり、この3月のターンパイクで体験出来たのは大きな収穫だと思っています。
 
普段、練習している場所ではなかなか感じづらい感覚だと思いますし、知識として知っているだけのことと、自らが体験していることは大きな差です。

 

運良く来週の週末は富士五湖の試走に行く予定なので、富士五湖で走る実際の地面がどんな感じなのかは注意して観察してきます。
 
気づきと振り返りが明日の自分の栄養素となることを信じて。
 
今日はここまでー。

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