ランナーの「みかた」

ランニング、マラソンに関する記事を書いていきます(仮)

『ソウル国際マラソン』は、無難な走りでは物足りない

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この週末、人生初の海外レースである「ソウル国際マラソン(ソウルマラソン)」を走ってきました。韓国語が1mmも分からず、とにかく心細かったのですが、日本からの応援を強く感じて、何とかゴールできました。

 

レース結果は以下の通りです。

 

ネットタイム 2:52’14

※グロスタイムなし

※2月の別大から、ネットで2’19更新

 

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今回は、2月に別府大分毎日マラソン(以下、別大)に引き続き、PBを更新することができました。別大の時に比べると、モチベーション面・コンディション面ともに、決して絶好調と言える状態ではない中で、それなりの結果を出すことが出来たのは個人的に良かったです。金曜日の時点では、左足首と左脹脛に強い違和感があり、不安満載だったのですが、いつもお世話になっているケッズでケアをしてもらい、ギリギリ間に合った感じです。

 

今回は、韓国という海外まで走りに行ったわけですが、別大より数秒速いペースで淡々と走る(いわゆる、無難な走り)ことで、「自己ベスト更新」「2度目のサブ3の達成」だけでは収穫が少ない(ちょっと物足りない)と思い、ソウル国際では「来シーズンの目標となるサブエガ(2:50切り)に向けた、自らの走力チェック(本番レースを活用した現在地の把握)」をする機会にすることにしました。私の言葉でいえば、普段とは違うレースをあえて行い、実験という検証をしてみることにしました。

 

とはいえ、このブログでも何度もお伝えしているように、現時点でサブエガをする走力がないことは自分自身が一番分かっているのですが、あえてそれを意識した走りをすることで、得られるものを多いと思うんです。私の考えでは、マラソンは「強みや出来ていることを伸ばすスポーツ」ではなく、「苦手や出来ないことをいかに減らしていくか」のスポーツ。出来ないことに気づければ、それをトレーニングを通じて、穴埋めしていけば良いわけです。オセロでいえば、苦手な黒の陣地に気づくことで、トレーニングを通じて、徐々に白にひっくり返すイメージを持っています。ただ、そのためにも、正しい現在地をつかむことが大事になってきます。

 

今回のソウル国際では、具体的に次の3つを意識して走ることにしました。

 

1)自己ベストを更新する

2)周りにいる初のサブ3を達成した後の2戦目のタイムを基準とする

3)サブエガ(2:50切り)達成に向けて、Fさんの古河はなもものラップを参考にする

 

※Fさん→同じランニングチームに所属して、先日の古河はなもものでサブエガを達成した私の一歩も二歩も先行くランナー

 

1)自己ベストを更新する

 

別大は2:55’10で、感覚的にこの6週間での成長は1~2%だと感じていました。目標タイムを設定するとすると、次の目安値を持っていました。

 

・2:55’10×0.98=2:51’39(4’04/kmペース)

・2:55’10×0.99=2:53’24(4’06/kmペース)

 

簡単に言えば、ものすごい良く走れて、2:51台、狙った通りなら2:52台、コンディションの悪さが影響すると2:53台に考えていました。

 

最近強く思うのは、【インターバル1,000m×6本(r=70-80)を回せるスピード+30秒】が、【自分にとってのAT値】ではないかということです。具体的に言えば、私の場合、1,000mのインターバル走は、3'35では回せるが、3'30ではきつい。つまり、フルマラソンでいうと、4’05なら走れるが、4'00では難しいということです。あくまで私のタイプ(スピード<スタミナ)に当てはまる方式ですが、個人的に、この方程式は結構信じています。

 

 

2)周りにいる初のサブ3を達成した後の2戦目のタイムを基準とする

 

周りをみると、サブ3達成後の2戦目では、50分は切れないけど、55分を切ってくる。2:52~2:53辺りが基準となることを事前に調べていました。勘違いして欲しくないので、あえて補足しておくと、「周りのランナーと比べて競おう」という勝ち負けをするつもりはみじんもなく、あくまで客観的な事実として、「どんな成長カーブを歩んでいるのか」という参考データとして活用しています

 

3)サブエガ(2:50切り)達成に向けて、Fさんの古河はなもものラップを参考にする

 

これは別大の振り返りで、【4’00/kmで30キロまで突っ込む走り】をするという自らのチャレンジ項目に設定していました。

 

 

このチャレンジ項目を書いた時に、「この走りは、ソウル国際で出来たらいいかなぁ~」と思って、掲げていました。簡単に言えば、「前半になるべく貯金を多く作って、30キロまで耐える。30キロ以降はその貯金で逃げ切る」という作戦です。

 

こんなことをぼんやり考えなら、ソウル国際マラソンのスタートラインに着きました(全然、振り返りまで行き着かず・・・)

 

今日は、ここまでー。